The Entertainer(エンターテイナー)
Scott Joplinが1902年に発表した、ラグタイムという独特なシンコペーション・リズムの曲です。
映画「スティング」のテーマ曲に使用され、様々なシーンで耳にすることがある曲だと思います。
<アレンジ構成>
3オクターブ、トーンチャイム、ハンドベル用です。
- 中上級 / 32音、C4〜C7
- 原曲の前半部分になります。
<参考音源>
- The Entertainer 3オクターブ、/中上級
- 参考音源のテンポは、4分音符=62です。
♪演奏のポイント♪
- この曲のリズムは2拍、4拍(この楽譜では1拍目裏、2拍目裏)にアクセントを置くリズムです。ここに音の厚みを作っていますので、自然に表現できるように作っています。。「ウン、タ、ウン、タ」となります。
- 同音が続くところだけ、分かりやすくするためにアクセント記号を付けています。
- 伴奏パートの方はリズムを崩さないように意識しましょう。
- 演奏しやすく、楽器が鳴るテンポにしましょう。原曲には「Not fast」の表記があります。
- 音の重なりで自然と強弱がつくようにしています。メロディーのパートが埋もれないようにすることは意識してください。
- 演奏者の並び方は音階順が見栄えが良いと思います。音が順番に動いていく様子が見えると楽しんでいただけるのではないでしょうか。
- 人数の都合などで音を省略する場合は、聞かせたい音を残し、それ以外は余裕があれば打つようにしていきましょう。
- リハーサルマーク「C」は低音にメロディが来ます。40、41小節は音が下から上に上がっていく流れにしました。順番に鳴らすのは難しいですが、多少のことは気にせず、一気に駆け上がりましょう。ワ~っと上り42小節の頭がしっかり入れば大丈夫です。上手くはまった時の達成感はニンマリしますよね。
- 「RT」は響きをすぐに止める奏法です。楽器を鳴らした後、振動部分を体に付けたりして響きを止めます。
- 細かい練習の後は、楽しく勢いをもって演奏してください。演奏される方も聴かれる方も楽しんでいただけたら嬉しいです。