SHAKE

<作詞> 森 浩美 

<作曲> 小森田 実

 

<アレンジ構成>2種類の楽譜があります

全て2オクターブ、トーンチャイム、ハンドベル、ミュージックベル用です。

  • 初中級  / 22音、G4〜G6
  • 中上級  / 22音、G4〜G6

<曲について>

演奏していても、聴いていてもワクワク楽しい曲、でこちらの曲をアレンジさせていただきました。「シェイク」という奏法を使って演奏します。曲名とも合っていて楽しんでいただけるのではないでしょうか。

サビで盛り上がっていただけたら、うれしいです。

 

<参考音源>参考音源のページをご参照ください

  • SHAKE 2オクターブ/初中級
  • SHAKE 2オクターブ/中上級
  • 参考音源のテンポは、4分音符単位で、初中級は115、中上級は118です。

 

♪演奏のポイント♪

<全般> 

  • Sk(シェイク)奏法は、楽器を上下や左右に細かく振りながら音をのばす奏法です。トレモロのような効果が感じられます。
  • トーンチャイムでシェイク奏法をする場合は、クラッパーが横向きに当たるように、楽器を横に倒して振ります。手首を横に向けた状態でも、正面に握り替えても良いので、手首を動かしやすい方向で演奏してください。手首は、バイバイをするように、手のひらを向こう向きに振るのが、動かしやすいと思います。また、このように楽器の向きを変えるため、前の音から続いてシェイク奏法、や、シェイク奏法の後に続いて通常の奏法、は難しいので、前後の音の長さは適宜変更してください。今回のアレンジでは、できるだけ同じ音で通常奏法とシェイク奏法が続かないようにしています。 
  • 楽譜に指定した箇所以外でも、シェイク奏法を試してみてください。
  • サビは、♪ブギ~、のF6音を、前方に大きく振り出すように鳴らすと、アクセントと音の響きの両方表現できると思います。振り出した後は、下から上へ、できるだけ大きな円を描くように回して自分に戻して響きを止めます。大きな動きは視覚的な効果もあります。
  • どのアレンジでも共通ですが、楽譜の中で核になる音(聞かせたい音)は、メロディーで、次にベース(ベースはハーモニーを作るために大切です)です。メロディーは原曲の「歌」のパートになります。ベースはだいたい一番低い音です。
  • 人数の都合などで音を省略する場合は、聞かせたい音を残し、それ以外は余裕があれば打つようにしていきましょう。
  • 音符をつないでいる線は、音のつながりを表しています。
  • 音量に関しても同様です。全て同じ音色ですので、鳴らす力を変えて、聞こえて欲しい音を表現しましょう。演奏を録音して客観的に聞くことや、響かせたい音はどれ?などを皆さんで話したりすることも大切ですね。一人一人の音が重なって音楽を作っていく楽器ですので、演奏される皆さんが同じ気持ちで演奏すると、より気持ちの良い演奏が楽しめますね。
  • 演奏しやすいテンポで演奏しましょう。
  • 勢いのある曲なので、楽しく、ワ~ッと演奏していただけたらうれしいです。

 

<初中級>

  • 初級の方でも楽しんでいただけると思いますが、キメになるフレーズの動きが細かいので、初級、中級の方向けにいたしました。
  • 気軽に楽しんでいただけるよう、大切なメロディー、と、動きは少なめ、に作りました。
  • また、シンコペーションと呼ばれるような「前へ出るリズム」を少なくしました。物足りなくなってきたり、歌のように演奏したい時は、付録2を参照してください。
  • タイで音がつながっている時は、鳴らさない音も言葉で歌うと、リズムが正確にとりやすくなります。下の説明を参考にしてください。
  • こちらは1小節4拍目から2小節1拍目の楽譜です。こちらを例に説明します。
  • B♭5の音は、②(1小節4拍目裏)で鳴らし、➂(2小節1拍目表)はのばして➃(2小節1拍目裏)で鳴らします。
  • ②に「タ」と読んだら、②~➃を「タ~タ」ととらえると、➃の入りが曖昧になります。「~」の部分が人それぞれの感覚になるからです。➃を正確に入るために、②「タ」➂「ァ」➃「タ」というように、のばしている音(音は鳴らない音)➂にも、言葉をあてはめて、数えます。このように、鳴らす音と鳴らす音の間にある「鳴らない音」も、拍に合わせてカウントしましょう。カウント方法は、「4と、2と、、」でも「タァァ、、」でも「シィィ、、」言いやすい言葉で構いません。
  • 8小節のメロディーの最初の音にアクセント記号をつけました。「ここからメロディーです」が伝わるように、はっきりと鳴らしてください。伴奏の「ミ♭」が先に入って、次にメロディーの「ソ」が入るので、「ソ」をはっきり鳴らさないと「ミソソソ~」と聞こえてしまうので、気を付けてください。
  • 少し動きに慣れてきたら、8小節のメロディーの2拍目裏の「ソ」は、鳴らした後に少し楽器を上に回して、響きを作ってください。イメージとしては、「ソ」の後、ポーンと楽器を前方へ振り出して、そのまま上へと円を描くように回し戻して次の音を鳴らします。「ソ」の音が宙へ舞うようなイメージです。この打ち方の時は、上で説明したような「タイの音に言葉をあてはめるカウント方法」と「ソ~ソソソ、、」と音をのばしたカウント方法」を混ぜていくと、演奏しやすくなります。
  • 「H」のF6音も、上記のように楽器を前方へ振り出し、下から上へ円を描いて、響きを止めてください。のばす音が長い時は、腕を大きく回すと、響きが広がりますし、メロディーの躍動感がや演奏パフォーマンスも伝わると思います。
  • 44ー45小節は、E♭6は1拍目頭で鳴らしたあと、響きを止めず1拍目以降の音を鳴らしてください。46小節からはできれば鳴らした後に響きを止めてください。ただし、付録1②③の鳴らし方をする場合は、そちらに合わせてください。
  • 46ー47小節と48ー49小節は同じ小節です。反復記号で記載すると楽譜が分かりにくくなってしまうと思いましたので、そのまま記載いたしました。
  • 51ー52小節のシェイク奏法は自由な長さをのばして、しっかり響きを止めてから、52小節の最後の和音を鳴らしましょう。。最後の音は掛け声に合わせて鳴らしても良いですね。51ー52小節で担当音のない方が、音のある方と合わせてタンバリン、シェイカー、すず、トライアングルなどなどで盛り上げるのも楽しいですし、最後の音を全員で演奏できますね。 

 

<中上級>

  • 構成は「イントロ」ー「1番メロディー」ー「サビ」ー「間奏」ー「メロディーの途中へ戻り」ー「サビ」ー「エンディング」です。
  • 「B」は、同じメロディを繰り返します。何回目の繰り返しか分からなくならないように、例えば、1回目は右足のかかとを床に打ち付けて(軽く、です)カウントを取る。2回目は左足、3回目は右左交互、などの動きを付けたらどうでしょうか。ここでは担当音のない方が違う楽器を鳴らすのも良いですね。
  • 「B」の1拍目G♭6は、アクセントをつける感じで鳴らしてください。勢いがつきます。
  • 5小節4拍目裏の音は、4回目の繰り返しの時だけ鳴らします。
  • 「I」のベース音は、響きを8分音符くらいで止めていくと、シャープな演奏になります。4拍子が崩れないように、意識してください。余裕がある時は4分音符を8分音符2つにすると、またまたカッコよくなります。拍が崩れないように気を付けてください。
  • 72ー73小節のシェイク奏法と、74小節は自由な長さでも構いません。しっかり響きを止めてから、74小節の最後の和音を鳴らしましょう。最後の音は掛け声に合わせて鳴らすのも良いですね。72ー74小節で担当音のない方が、音のある方と合わせてタンバリン、シェイカー、すず、トライアングルなどなどで盛り上げるのも楽しいですし、最後の音を全員で演奏できますね。 
  • 演奏時間によって、繰り返しや中間部を調整してください。