Friend Like Me(フレンド・ライク・ミー)

<作詞> Howard Ashman

<作曲> Alan Menken 

<楽譜の種類>全て2オクターブ、トーンチャイム、ハンドベル、ミュージックベル用です。

  • 中上級 / 21音、G4〜G6
  • 初級 / 20音、G4〜G6

<曲について>

ディズニー映画「アラジン」より、魔人ジーニーが歌うリズミカルな楽しい曲です。

<参考音源>

 

  ◇ 参考音源のテンポは、全て2分音符単位で、初級は75、中上級は80です。

♪演奏のポイント♪

<全般> 

  •  どのアレンジでも共通ですが、楽譜の中で核になる音(聞かせたい音)は、メロディーで、次にベース(ベースはハーモニーを作るために大切です)です。メロディーは原曲の「歌」のパートになります。ベースはだいたい一番低い音です。
  • 人数の都合などで音を省略する場合は、聞かせたい音を残し、それ以外は余裕があれば打つようにしていきましょう。
  • 音符をつないでいる線は、音のつながりを表しています。
  • この曲のリズムは、楽譜に表記のある通りはずんだ感じで演奏します。8分音符2つ「タタ」を、「タァタ」にする感じです。このリズムはあまり厳密にとらえず、原曲を聴いて感じる通りに演奏しましょう。ベースはしっかりリズムをキープしましょう。その上にメロディーがはずんで乗っているようにします。
  • はずみを統一するために、全員でリズムとメロディーを歌ってみましょう。その際はメトロノームを利用して、一定のリズムの中で練習しましょう。
  • リズムの練習は「うんタァカ、うんタァカ」と言いながら、手で1拍目裏(タァカ)と2拍目裏(タァカ)を叩いてみましょう。原曲を聴きながらニュアンスをつかむのも良いですね。
  • 歌い練習の一例です。音をのばしている間を言葉で埋めましょう。例えば1、2小節目は「タタ~タ~」「タ~タ~」と歌わずに、「タタァッタアァアァ」「タァァッタアァアァ」というようにします。別の表現でも構いません。伸ばす感覚は人によって違うので、それを統一するために言葉で表現します。慣れてきたら、間の言葉は省略して、リズムに乗っていくようにしましょう。
  • スタッカートの音符は、楽器の振動を止めて打ちます。ハンドベルやミュージックベルは、親指をベル部分にあてます。トーンチャイムは人差し指を伸ばして、振動部分にあてます。
  • 楽器に慣れている方は。鳴らす力を変えて、聞こえて欲しい音を表現しましょう。演奏を録音して客観的に聞くことや、響かせたい音はどれ?などを皆さんで話したりすることも大切ですね。一人一人の音が重なって音楽を作っていく楽器ですので、演奏される皆さんが同じ気持ちで演奏すると、より気持ちの良い演奏が楽しめますね。
  • 演奏しやすいテンポで演奏しましょう。楽譜表記は原曲よりもゆっくりテンポです。楽器がしっかり鳴るようにしました。テンポを上げる際は、音が鳴りきっているかを録音して聞いて検討すると良いと思います。

 

<初級>

  • 気軽に楽しんでいただけるよう、大切な音、と、動きは少なめ、に作りました。
  • 拍が数えやすいように、各小節で4分音符がリズムを刻むようにしています。この4分音符も「タァカ」と感じるようにしましょう。4分音符4つを「タン、タン、タン、タン」ととらえるよりも、「タァカ、タァカ、タァカ、タァカ」ととらえる方がノリが良くなります。

 

 

26小節は表のように打ちます。レからミへ、音が段々変わっていく様子を表現しています。

  • 休符はしっかり音を止めましょう。

 

<中上級>

表は、1、3,5小節目のソ(G4)の打ち方の説明です。2拍目裏のタイミングが取りずらい場合に、1拍目を打った後に1拍目裏と2拍目を軽く振ってタイミングを取り、2拍目裏を打つと2拍目裏がリズム良く打てると思います。

4分音符4つを「タン、タン、タン、タン」ととらえるよりも、「タァカ、タァカ、タァカ、タァカ」ととらえる方がノリが良くなります。

  • 「A48小節のシ♭(B4♭)は初めは伴奏、次はメロディー、と2つの役割があります。役割の違いを意識して打ちましょう。(10、12、18,20小節も同様です)
  • 「B」から、伴奏はスタッカートですが、シ♭(B4♭)は普通に打ちます。スタッカートで打った後、直後に出てくる「メロディーのシ♭」までに楽器を持ち直すのが難しいため、メロディーを重視しました。

 

表は48小節の演奏方法です。ドからレへ、音が徐々に変化する様子を表現しています。音が重なるタイミングは正確でなくて構いません

 

  • 休符はしっかり音を止めましょう。
  • 重くならないように役割による音量に気を付けましょう。

 

リズム練習をしっかりしたら、あとは、はずんで、自由に、楽しく演奏してください。